兵庫消化器ネットワーク・シンポジウムが開催されました

兵庫医科大学病院 消化器内科学講座の中井 啓介と申します。

今回は、2023年8月26日にホテルモントレ神戸にて開催された「兵庫消化器ネットワーク・シンポジウム」をお伝えします。

この「兵庫消化器ネットワーク・シンポジウム」は、普段より当科と繋がりのある診療所の先生方との病診連携の会でした。

まず、講演1は、「進化する内視鏡診療 ～当院の症例を踏まえて～」の演題で、奥川 卓也 講師よる講演でした。当科の内視鏡治療の現状の報告と、工夫を要した内視鏡治療の症例報告を発表されました。

続いて、講演Ⅱは、「この1年で大きく変わった食道・胃癌の薬物治療戦略 ～実臨床における治療成績を踏まえて～」の演題で、江田 裕嗣 助教の講演でした。当科の食道・胃癌に対する薬物治療の現状の報告と、化学療法の最新のエビデンスと、数例の症例報告を発表されました。

最後の講演Ⅲは、「炎症性腸疾患診療の現状と地域連携の重要性」の演題で、新﨑 信一郎 主任教授の講演でした。当科のIBD診療の現状と、今までの研究成果などを発表されました。

参加された先生方からの質疑もあり、活発なdiscussionが繰り広げられ、大変有意義な講演会となりました。

講演会終了後は、同施設にて情報交換会が開催されました。普段、当科へ患者様を御紹介して頂く先生方と直接お話する事が出来て、色々と勉強になりました。

今後もこの様な研究会が開催される様ですので、機会があれば御参加頂ければ幸いです。

参加された先生方、お疲れ様でした。