• 2026年10月22日

UEG Week 2026 参加報告

こんにちは。消化器内科(消化管)の浅田です。2026年10月17日から20日にかけて、スペイン・バルセロナで開催された United European Gastroenterology Week(UEG Week 2026)に参加しました。

UEG Weekは、欧州最大規模の消化器病学会の一つで、消化器内科、消化器外科、内視鏡など幅広い領域における最新の研究成果が発表されます。世界各国から多くの医療従事者が集まり、各会場では活発な議論が交わされていました。日常診療で馴染みのある疾患についても新たな知見が数多く報告され、海外における診療や研究の動向を知る貴重な機会となりました。

今回、私は「Small Intestine Diseases – Inside the Black Box」というセッションにおいて、以下の演題で口演発表を行いました。

“Institutional Endoscopic Management Incorporating Intensive Downstaging Polypectomy Is Associated With Reduced Duodenal Disease Progression in Familial Adenomatous Polyposis”

本研究は、家族性大腸腺腫症(FAP)に伴う十二指腸病変を対象とした本邦5施設の多施設共同研究です。今回、多数の腺腫を積極的に切除するintensive downstaging polypectomy(IDP)に着目し、その長期的な有用性について検討しました。

英語での口演発表は私にとって大きな挑戦であり、準備段階から苦労することもありました。当日は緊張しながらの発表となりましたが、海外の先生方から質問をいただき、自身の研究について英語で意見を交わす貴重な経験ができました。今回の経験を通じて、研究内容を分かりやすく伝えることの難しさと、国際的な場で発信することの意義を改めて感じました。

学会が開催されたバルセロナは、地中海に面した歴史と芸術の街です。空き時間には、サグラダ・ファミリアやカサ・ミラなど、アントニ・ガウディによる建築を見学しました。また、現地の料理や街の雰囲気を楽しむこともでき、普段の生活では得られない刺激を受けました。特に、壮大なサグラダ・ファミリアの内部は印象深く、バルセロナならではの魅力を感じることができました。

今回の参加は、自身の研究活動を振り返るとともに、今後の課題や目標を考える良いきっかけとなりました。今回得られた経験を糧に、引き続き臨床研究に取り組み、その成果を患者さんの診療に役立てていきたいと思います。 最後になりますが、本研究にご協力いただいた共同研究施設の先生方、日頃よりご指導いただいている先生方、そして今回の学会参加を支えてくださった皆様に、この場を借りて心より御礼申し上げます。

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