• 2025年6月9日

DDW2025に参加させていただきました

この度、米国カリフォルニア州サンディエゴにて2025年5月3日から6日まで開催された Digestive Disease Week (DDW) 2025 に参加してまいりました。

DDWは、消化器疾患の研究・診療における世界最大級の国際学会であり、最新の治療戦略や研究成果が世界中から集まる貴重な場です。多くの著名な研究者による発表やディスカッションが行われ、非常に活発な学術交流がなされていました。

私は今回、以下の演題でポスター発表を行いました。

“LONG-TERM EFFECTIVENESS OF TEDUGLUTIDE FOR PATIENTS WITH CROHN’S DISEASE ON PARENTERAL SUPPORT FOR SHORT BOWEL SYNDROME ASSOCIATED WITH INTESTINAL FAILURE”

短腸症候群に対する治療薬の一つであるTeduglutideの長期有効性に関する研究であり、本薬剤に関連した開発や実臨床での応用に関わる先生方からもご意見や質問をいただき、大変有意義なディスカッションを行うことができました。こうしたフィードバックは、今後の臨床研究をより良いものとするための重要な糧となると実感しています。

サンディエゴは美しい海岸線と温暖な気候で知られる都市ですが、今回は珍しく曇り空が続きました。それでも、現地名物のタコスを海辺のレストランでいただき、アメリカならではの食文化も楽しむことができました。

今回の学会参加を通じて、グローバルな視点での研究の重要性を再認識するとともに、さらなる研究成果を目指して努力を重ねていきたいという思いを強くしました。今後も、患者さんにより良い医療を提供できるよう、学会で得た知見を臨床に還元してまいります。

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